秋花粉

検査方法

スギであれヒノキであれブタクサであれ、花粉症と正しく診断するには検査をしなければなりません。
花粉症の検査はアレルギー検査として血液検査と皮膚検査をします。
さらに花粉症特有の検査も行ないます。
血液検査はアトピー検査で行うアレルギー検査と同じです。
血液内の好酸球やIgEや花粉に反応するIgEを調べるのです。
皮膚検査には、花粉の成分を使って皮膚を少しひっかいて行うスクラッチテストを行ないます。
樹木はスギやヒノキ、ハンノキ、マツ、カエデ、ブナなど、雑草はブタクサやヨモギ、タンポポやヘラオオバコ、オオブタクサやブタクサモドキなどかなり細かく特定することができます。

花粉症ならにはの検査としては、目の検査が有ります。
眼脂や結膜をブラシでとってアレルギーを起こす好酸球という白血球がないかを顕微鏡で見ます。
また眼に花粉成分を点眼することで結膜炎になるかどうか確認する試験も有ります。
症状を起こす検査なので、陽性の人には少しつらい検査です。
花粉症ならにはの検査として、鼻の検査も有ります。
こちらも鼻にアレルギーを起こすディスクを入れて粘膜を観察します。
これはダニとブタクサしかチェックできません。
以上の検査は、花粉の症状がでている時期に行うことになります。
スギの花粉を検査するのならば冬から春、ヨモギやブタクサなどの花粉を検査するのならば秋となります。
このように検査して花粉の原因を特定することで、的確な対策を考えることができます。